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「サーヴァントと契約して、聖杯戦争のマスターになりなさい」 学校帰り、突然自分を拉致した少女、遠坂凛は何の脈絡もなくそう言い放った。 エーデルフェルト家所有のリムジンに冷たい空気が流れる。 「えーっと、リンさん。言ってる意味がわからないんだけど……?」 「ああごめん。ちょっと言い方が唐突すぎたわ。 ここ最近、テレビや新聞やらで聖杯戦争って単語ぐらいは聞いてるでしょう?」 「うん、学校のみんなもよくその話出してる。 確か何かの木片を持ってると参加できるとかって……」 クラスカードを巡る事件が収束してからちょうど十日ほど後のことだった。 何の前兆もなく、突然聖杯戦争なる怪しい催し物の宣伝が各メディアで行われはじめたのだった。 もちろん信じる人間の方が少ないが、担任の藤村先生が珍しく真剣に参加なんてしないようにと言っていたのを覚えている。 「そう、それよ。正確にはゴフェルの木片ね。 ノアの方舟の材料になったと言われてる、れっきとした聖遺物。それがゴフェルの木よ。 で、そのゴフェルの木片を持っていることが月の聖杯戦争に参加する条件になる」 「えっ……月?」 「一般にはまだ伏せられてるけど、数日前に月に超高度な観測装置があることがわかったの。 ムーンセルと名付けられたその観測装置には地上の物理法則を塗り替える願望器としての性質があることもね。 そして願望器を使う権利を得るために行われるのが聖杯戦争―――つまり、人間同士の殺し合いよ」 あまりにもスケールの大きい話に頭がついていけない。 よく見れば、凛の表情は今までにないぐらいに険しいものになっている。 「それで、カレイドステッキを持っているあんたには協会から送られてきたこの木片を使って聖杯戦争に行ってきてほしいのよ」 「は?…………ええっ!? 無理無理無理!そんなの絶対無理だって!! だって、だって殺し合いって……!」 「話を最後まで聞きなさい。何もあんた一人で行かせようってわけじゃない。 それにまだ説明していないことがあるの。 聖杯戦争は地上から参加するマスターと、マスターに与えられる戦闘代行者であるサーヴァントによる戦いよ。 前に回収したクラスカードに宿った英雄を、理性がある状態で従えると思ってくれれば良いわ。 そしてマスターは絶対命令権である令呪によってサーヴァントを従え、魔力を供給することでこれを維持する。 無限の魔力を得られるステッキを持ってるあんたはこの時点で他のマスターより圧倒的に有利よ」 今まで以上に丁寧に説明する凛の心中は暗い。 宝石翁から命じられた「聖杯の確保ないし封印」に子供を動員しなければならないのだから。 任務を抜きにしても、野心を持った魔術師が聖杯を手に入れた時に生まれる被害を考慮すれば何もしないわけにはいかなかった。 そんな複雑な状況だからこそ、打てる手は全て打っている。 「凛さんの無茶振りは今に始まったことじゃないですけどねー」 「大体あんたのせいでしょうがこのバカステッキ!! 私たちも木片を手に入れ次第すぐ行くから、とにかくそれまで何があっても生き延びて。 あとこれ。セイバー、ランサー、アサシンのクラスカードにサーヴァントを呼び出す触媒になる聖遺物。 伝承の通りなら実力は折り紙つきで人格的にも頼めば必ずあなたの力になってくれるはずよ。 基本戦いに関してはサーヴァントに任せればそれで良いから」 「は、はい……」 「……と、いうわけなんです」 「なるほど、戦意に欠けると思えばそういう事情だったか」 こうして現在、イリヤは聖杯戦争に参加し、カレイドステッキ・マジカルルビーによって記憶を早期に取り戻して予選を突破した。 そして凛から渡された聖遺物を触媒に召喚したのが白髪痩躯に黄金の鎧を纏ったサーヴァント、ランサーだった。 鋭い眼光につい萎縮してしまうのも無理のない話だろう。 「あのー…怒ってます? 私、特に願い事とかもないのに呼び出しちゃって……」 「いや、構わない。事実、オレに聖杯にかける類の願いはない。 オレのマスターは君だ。その指示には従おう。 それに君とて何の願いもない、というわけではないだろう。 聖杯を使うには大げさな、ささやかな願いを持っているはずだ」 「うっ…!?」 ランサーの指摘に思わず赤面してしまった。 聖杯で義兄、士郎と結ばれたら、という邪な思いがあったことは否定できない。 もしや初対面で見抜かれるほど自分はわかりやすいのだろうか。 「ともあれ、予選期間中は下手に動くべきではないな。 本戦まで生き延びてから君の知り合いを探す方が得策だ」 「あっ、はい……。 はあ、クラスカードがあればなあ…」 せっかく持ち込んだクラスカードだったが、ルーラーなる存在に没収されてしまっていたようだ。 少し汚い字で「一応ステッキは許可しますが英霊の夢幻召喚なんてズルは認めませんよ?」と置き手紙があったので間違いないだろう。 「あっ…カードがないってことはリンさんに怒られる!?」 鬼のように怒り狂う凛の姿を幻視して別の意味での恐怖が膨れ上がる。 まず彼女への言い訳から考えなければいけないようだった。 【博多/2014年7月2日(水)1010】 【マスター】 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/kareid liner プリズマ☆イリヤ 【参加方法】 遠坂凛の指示で参加。 ゴフェルの木片は魔術協会から送られてきたもの。 【マスターとしての願い】 殺し合いはしたくないけど、とにかく無事に帰りたい。 聖杯の力でお兄ちゃん(士郎)と両想いになりたい……? 【Weapon】 カレイドステッキ・マジカルルビー…魔法使い・宝石翁ゼルレッチの制作した愉快型魔術礼装カレイドステッキとそれに宿っている人工天然精霊。愛称(自称)はルビーちゃん。 任務によって宝石翁から遠坂凛に貸し与えられマスターとしたが、ルヴィアとの私闘に明け暮れる凛に呆れ、妹と共にマスターを見限った。 その後イリヤを詐欺同然の強引な手口で魔法少女にする。 子供のおもちゃにあるような「魔法少女のステッキ」そのままの外観でヘッド部分は五芒星を羽の生えたリングが飾っている。羽のモチーフは鳥。 自分が楽しければ他はどうでもいい、という傍迷惑な性格で、ぶっちゃけトラブルしか起こさない。 平行世界からの干渉によってマスターへ無限の魔力供給が可能。また、Aランクの魔術障壁の他、物理保護、治癒促進、身体能力強化といった恩恵を常に与えている。 ただし、供給量・持続時間は無限でも、一度に引き出せる魔力はマスターの魔術回路の性能に依存するため、結局は効率的な魔力運用は欠かせない。 機能の一つに、魔術ではなく「純粋な魔力」を放出するというものがあり、砲弾、散弾、ブレード状に固定、といったバリエーションで駆使する。 これらは普通の魔術が利き難い黒化英霊の持つ魔術障壁に対し有効。 ある程度、形・大きさを変えることができるらしく、使用時以外は手で持つステッキ部分を消して、羽の生えた星型の丸いヘッド部分のみの姿となって、イリヤにまとわりついている。 しかし現在は制限により自律行動はできなくなっている。 クラスカード…神話の英雄の力を宿した特殊なカード。 極めて高度な魔術理論で編み上げられており、何の前触れもなく冬木市に現れた。 本来の使用方法は夢幻召喚(インストール)と呼ばれるもので、英霊の座へアクセス、役割に応じた英霊の力の一端を写し取り、自身の存在に上書きするという擬似召喚である。 イリヤはセイバー、ランサー、アサシンのカードを持ち込んで参加したが、それを見咎めたルーラーによっていずれも没収されてしまった。 どこかには保管されているかもしれない。 【能力・技能】 能力の大半は彼女自身のものではなく、カレイドステッキのマジカルルビー及び回収したクラスカードを利用した「魔法少女」としてのもの。 アニメで培った想像力と発想力のおかげで、本来難度の高い飛行能力を難なく習得するなどの才能を見せる。 また、凛やルヴィアすら思いつかなかったクラスカードの夢幻召喚(インストール)という使い方を発見しているが、これは彼女自身も把握していない魔術の素養がもたらしている能力であり、彼女の発想力から生まれたものではない。 しかし現在は一枚もクラスカードを所持しておらず、燃費の悪いカルナへの魔力供給もあって十分な戦闘力を発揮できなくなっている。 また幸運が異様に高く、カルナの幸運値上昇にも一役買っている。 ちなみに彼女はもう一人の自分と分離する前の時期から参加している。 【人物背景】 穂群原学園小等部(5年1組)に通う小学生。義兄の衛宮士郎、本来はメイドだがほぼ家族同然に接しているセラ リーゼリットの姉妹と四人で暮らしている。 父の衛宮切嗣、母のアイリスフィール・フォン・アインツベルンは仕事で家を空けている。 なお、士郎は切嗣の養子で、イリヤとの血縁はない。切嗣とアイリは夫婦ではあるが籍は入れていないため、イリヤと切嗣・士郎とでは姓が異なる。 足の速さが密かな自慢。「魔法少女マジカル☆ブシドームサシ」というアニメを好んで見ている。 カレイドステッキに見初められ、ただの一般人だったイリヤが、詐欺同然の強引な手口で契約させられ、魔法少女プリズマ☆イリヤとなる。 物語当初は「巻き込まれただけの一般人」だったイリヤだが、次第に彼女にも秘密があることが明らかになっていく。 性格はとある平行世界と違い一般の家庭に育っているため、比較的素直な性格で捩れていない。 言ってしまえば単純な性格。ただ、根幹は一緒なのか、隠れたSっケなどの素養は持っているようである。 精神的に追い詰められるととりあえず逃げの一手を打ち、安全圏に脱出してほとぼりが冷めるのを待ちながら打開策を考えようとする悪癖がある。 メイドというものに異常なまでに興奮してメイド姿の美遊を(たぶん)性的な意味で襲ったり、極限状態とはいえ士郎を幼女三人がかりで性的な意味で襲ったりと若干おかしな部分もある。 【方針】 何とか殺し合いに乗らずに生き残りたい。 リンさんたちが来ているなら合流したい。 【クラス】 ランサー 【真名】 カルナ@Fate/Apocrypha 【属性】 秩序・善(混沌・悪) 【ステータス】 筋力 B 耐久 A 敏捷 A 魔力 B 幸運 A+ 宝具EX 【クラス別スキル】 対魔力:C…二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。 ただし宝具である黄金の鎧を身に付けている時はこの限りではない 【保有スキル】 貧者の見識:A…相手の性格・属性を見抜く眼力。 言葉による弁明、欺瞞に騙されない。 天涯孤独の身から弱きものの生と価値を問う機会に恵まれたカルナが持つ、相手の本質を掴む力を表す。 無冠の武芸:-…様々な理由(身分など)から他者に認められなかった武具の技量。 相手からは剣、槍、弓、騎乗、神性のランクが実際のものより一段階低く見える。 真名が明らかになると、この効果は消滅する。 属性が二つ存在するのもこのスキルの影響によるもの。 ちなみに、幸運の数値はカルナの自己申告であり、実際の数値はCランク相当である。 騎乗:A…幻獣・神獣ランクを除くすべての獣を乗りこなす。 逸話では戦車を操り、ライダーのクラス適性を持つ程に優れている。 神性:A…太陽神スーリヤの息子であり、死後にスーリヤと一体化するカルナは、最高の神霊適正を持つ。 この神霊適正は神性がB以下の太陽神系の英霊に対して、高い防御力を発揮する。 魔力放出(炎):A…武器に魔力を込める力。 カルナの場合、燃え盛る炎が魔力となって使用武器に宿る。 やろうと思えば炎の翼を生やしての飛行や宝具化した杭を焼き尽くすこともできるが非常に魔力消費が激しいため長時間の使用は避けている。 【宝具】 「日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ クンダーラ)」 ランク:A 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人 カルナの母クンティーが未婚の母になることに恐怖を感じ、息子を守るためにスーリヤに願って与えた黄金の鎧と耳輪。太陽の輝きを放つ、強力な防御型宝具である。 光そのものが形となった存在であるため、神々でさえ破壊は困難。カルナの肉体と一体化している。 物理、概念を問わずあらゆる攻撃のダメージや効果を十分の一に削減する。 ただし削減できるのは外界からの干渉のみで、内側からの攻撃に関しては効果適用外である。 この宝具の効果によるものか、カルナは致命傷に近い傷も即座に回復する高い自己治癒能力も持ち、体に負った多少の傷は戦闘を行いながらでも瞬時に完治してしまう。 「梵天よ、地を覆え(ブラフマーストラ)」 ランク:A 種別:対軍~対国宝具 レンジ:2~60 最大捕捉:400人 バラモンのパラシュラーマから授けられた弓術の奥義。 対軍、対国宝具。クラスがアーチャーなら弓、他のクラスなら別の飛び道具として顕現する。 ランサーのクラスでは目からビームを放つ。 実際にはビームではなくカルナの強烈な眼力が視覚化されたもの。 ブラフマー神(梵天)の名を唱えることで敵を追尾して絶対に命中するが、呪いにより実力が自分以上の相手には使用できない。 「梵天よ、我を呪え(ブラフマーストラ・クンダーラ)」 ランク:A+ 種別:対国宝具 レンジ:2~90 最大捕捉:600人 「日輪よ、具足となれ」と並ぶ、隠されたカルナの宝具。彼の奥の手である。 ブラフマーストラに、カルナの持つ炎熱の効果を付与して発射する。 元より広い効果範囲を持つブラフマーストラの効果範囲が更に広がり、威力も格段に上昇する。 その一撃は核爆弾に例えられている。 「日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)」 ランク:EX 種別:対軍・対神宝具 レンジ:40~99 最大捕捉:千単位 インドラが黄金の鎧を奪う際、彼の姿勢が余りにも高潔であったため、 それに報いて与えた神々をも打ち倒す、一撃のみの光槍。 雷光でできた必滅の槍。黄金の鎧と引換に顕現し、絶大な防御力の代わりに強力な"対神"性能の槍を装備する。 発動する際、槍の穂先から強烈な光の一撃を放つ。奈須きのこ曰く「インド版バスターランチャー」。 発射後、槍自体は残るがこの宝具の真名解放は二度と出来なくなる。 【人物背景】 パーンダヴァ王家とカウラヴァ王家の戦いを描いたインドの叙事詩『マハーバーラタ』に登場する、「倒される側の英雄」。 人間の姫であるクンティーと太陽神スーリヤとの間に生まれた黄金の英雄で、インド神話の大英雄アルジュナのライバルとして名高い。 性格は全ての物事を「それも有り」と解釈し、下された命令の好悪は考えず、その命令がどういう事態を引き起こすのかも敢えて思考を止めている。 彼にとっての第一義は自らを召喚したマスターに仕えることであり、命令に逆らう事はまず無い。そもそも逆らうという考え自体が存在しないように振舞っている。 絶世の美男子だが、目付きは鋭く、他人を寄せ付けないものがあり、幽鬼のような白い肌といつも表情を崩さないため冷酷な人物に見られがち。 敵には容赦なく、言動も余分なものが無いため、一見すると人間性を感じさせないが、本当は大変思慮深く義理堅い人物で、英霊の中でも特に人間的に優れた人物。 その徳を積んだ人柄と生前の生き方から「施しの英雄」と称され、他者の頼みは道理さえ通っていれば大抵は断らず、それは敵対する者であっても例外ではない。 また誇り高い武人であり、作中では黒のセイバーに正面から戦いを挑み、彼の武練を賞賛する。 彼の言葉は非常に率直で、あらゆる欺瞞、虚飾を切り捨てる鋭さがある。 これが『悪』と勘違いされる最大の原因で、自らを偽る言動、取り繕う態度や信念などを全て見抜いた上で、相手が言われたくない事やその本質を語ってしまい、余りの率直さによって相手の怒りを買いやすく大抵の相手に嫌われて戦闘を余儀なくされてしまう。。 しかし、彼の言動は他者の短所を嫌悪してのものでない。 彼に取って、相容れぬ信念も理解出来ない美醜も尊ぶもの。 人それぞれの立ち位置を肯定する彼にとって、相容れぬ信念も理解できない美醜も嫌悪の対象にはならず、「それもまた良しだ。…いや。正直、少しばかり羨ましい」と内心では感心している。 だが彼は無口で激昂した相手を宥められるほど器用ではなく、“本当に伝えるべき感想”を表だって出さないため、結果として“あらゆるものを嫌っている”人物であると誤解されてしまう。 サーヴァントとしてこれ以上ないほどの人物だが、敵どころか自分のマスターにすら嫌われやすいのは、この口下手さが原因である。 余談だが、今回の彼は時計塔から送られてきた聖遺物を触媒に召喚された。 【サーヴァントとしての願い】 自分の助力を乞い、召喚したマスターに仕えること。 例え召喚した人物が目的のために手段を選ばない魔術師であろうと、あらゆる物事から逃避する怠惰な人間であろうと、殺し合いという現実に怯える少女であろうとそれは変わらない。 この願いのためカルナはマスターの命令がどのようなものであれ忠実に従う。 しかし、その行動がマスターに取って最も必要な事だと判断したならば、例えマスターの命令だろうと刃向かう意志を見せる。 【基本戦術、方針、運用法】 カルナ自身の方針は前述の通りマスターの指示に従うことであり、マスターの方針がカルナの方針である。 能力を生かすのであれば、戦士としてだけではなく斥候として活用しても結果を残せる。 カルナはアーチャーのクラス適性も持っており、数キロ先の乗用車のナンバープレートすら正確に視認できる超視力を有している。 またカレイドステッキによる無限の供給により(マスターは全く戦闘できなくなるが)常時魔力放出を使用することも可能になっている。 さらにルーマニアにおいては知名度の低さから存在が劣化していたが現在はその制約が若干緩和されており、耐久のステータスがランクアップしている。 しかし上記のカルナのスキル、宝具、能力などは彼自身を語る上で半分程度のステータスでしかない。 カルナ最強の武器とは、あらゆる不幸を受け入れながら誰一人恨むことのなかった強い意志である。 その強靭な意志は例えどのような苦痛を受けようとも一切動きが鈍ることはなく、致命傷を負っても長期間現界し続けるほど。 とはいえカルナもサーヴァントである以上マスター不在による消滅だけは避けられない。
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登録日:2011/01/15(土) 21 15 52 更新日:2024/03/21 Thu 18 34 33NEW! 所要時間:約 15 分で読めます ▽タグ一覧 9歳 FGO Fate GO TYPE-MOON Zero お願い!アインツベルン相談室 アイリ アイリスピード アイリス腐ィール アイリ先生 エアブレイカーママ キャスター プリズマ☆イリヤ ホムンクルス マダム ママのカン 主人公の親 人妻 切嗣の嫁 大原さやか 天の衣 峠最速の人妻 巨乳 愛の針金パンチ 母親 貴腐人 走り屋 車を運転させてはいけない人 針金細工 魔術師 Irisviel von Einzbern 『Fate/Zero』のヒロイン。 声・大原さやか 身長:158cm 体重:52kg 誕生日:1985/2/1 サイズ:B85/W56/H84 衛宮切嗣の妻であり、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンの母。愛称はアイリ。 人間ではなく、アインツベルンによって錬成されたホムンクルス。 第四次聖杯戦争においては夫・切嗣の戦略に従い、セイバーの表向きのマスターとして戦場に立つ。 母としての慈愛と、貴人としての気品、子供のような純真さを合わせ持った女性。 普段は穏和で朗らかな貴婦人だが、眦を決し居丈高に振る舞えば女帝さながらの貫禄を発揮する。 切嗣からメルセデス・ベンツ300SLクーペを与えられ、運転の仕方を教わっている。 ドイツのアインツベルン城では庭をグルグルしていただけとのことで、冬木に持ち込んだ後、公道デビューした。 本人はもう最高と浮かれていたが、助手席のセイバーは強ばった苦笑いで「達者な、運転……ですね……」と評している。苦手なものに交通安全がある時点でお察し。 衣装選びも好きな様で、冬木での自分とセイバーの格好も彼女が選んだ。 節約が苦手というだけあって、高級なものでまとめてしまったらしく、美貌も合わさって街中では非常に目立っていた。 因みに絵だとセイバーと切嗣とでペアルックにした様に見えるが、文ではセイバーのシャツは濃紺とあり、 アイリの台詞にもある通り、自分の衣装と対比をなすコーディネートにした様だ。 切嗣とは対照的にセイバーとの関係は非常に良好で、召喚後の短い期間で互いに深い信頼で結ばれた。 セイバーからはサーヴァントとしての契約とは別の、騎士としての忠節を誓われている。 また彼女自身も、あらゆる意味で相容れない切嗣とセイバーの「緩衝材」となるよう努めて振る舞っていた。 お転婆な姫君に振り回される生真面目な騎士……そんな二人の姿は、ときに「主君と従者」というより「姉妹」のようでさえあった。 一方で、古くから切嗣の傍らに侍ってきた久宇舞弥に対しては、 その氷のような無表情さと感情を見せない人柄にきっと冷徹な人なのだろうという印象を持ち、苦手意識を持っていた。 だが、言峰綺礼がやって来ていると言ったとき、彼女が感情を見せ、それを目にしたことで舞弥への印象が変わり共闘。 「切嗣を守る」という共通の目的を通じ、友情めいた信頼関係を築くようになる。 アニメ版では、舞弥への心情がほぼカットされ、2人で綺礼と戦おうという独白だけが残った為、視聴者にセイバーを省いたと誤解されることに。セイバーも勿論頼りにしてます。 アインツベルン謹製のホムンクルスだけあって魔術回路は非常に優秀で、純粋な魔術師としての位階は夫より高位。 戦闘用の魔術こそ持たないものの、アインツベルンの誇る錬金の秘奥、「貴金属の形質操作」と「疑似生命の創出」に関しては他の追随を許さない。 作中では、銀の針金で鷹の使い魔を即席で組み上げ、敵に当てた瞬間に元の針金に戻して縛り上げる魔術を行使、言峰綺礼を一時的にだが拘束せしめた。 また、錬成した体組織を移植することで重傷を負った久宇舞弥を治療した。セイバーにも遠隔で治癒魔術をかけている。 万が一に備えた切嗣の指示で、体内に『全て遠き理想郷』を埋め込んでおり、セイバーが近くにいる限りどんな負傷も回復できる。 究極のホムンクルス(つまりイリヤ)の母体として設計されたプロトタイプであり、聖杯の器の守り手。 聖杯の器は自身の臓器に溶かし込む形で隠し持っており、サーヴァントを4騎取り込むと、器が形を取り戻し、残ったアイリスフィールの肉体は焼き払われる。 第三次聖杯戦争が聖杯の器の破損により失敗した為、第四次では器に自衛機能を持つ外装を被せることになり、その外装こそがアイリだった。 アハト翁は「戦いの余波で聖杯が壊れないこと」を最優先していたので、3騎で倒れたアイリはぶっちゃけ致命的なスペック不足。 アインツベルンの中でも容量の大きいイリヤですら4騎までが限界で、後は従者で補っている為、聖杯人間自体、無茶な設計思想だったのだろう。 切嗣はアイリが生まれる前から外装と知っており苦悩することになるが、舞弥とセイバーは聖杯の器を守っているとしか知らされていない。 舞弥は後に真相を知って動揺するもアイリの覚悟を尊重し、 セイバーは知らずじまいだったが、聖杯の器が現れているにも関わらずアイリの姿が見えないことで生存の可能性を諦めた。 切嗣と出会った当時は感情は希薄であり、切嗣自身も冷たい態度だったが、彼と月日を過ごす毎に愛し合うようになっていった。 自らの「道具」としての生に人としての彩りを与えてくれた切嗣を深く愛し、 彼が願いを叶えた後も生きていく理由になるようにとイリヤ を授かった。そしてアインツベルンに聖杯の器に改造された 切嗣に対して「理想を共有する者」という姿勢を見せているが、 それは言われるまま彼の理想の犠牲になるより、自ら共感して生贄になる方が切嗣の精神的負担を和らげるだろうと考えてのこと。 本人が言うには、切嗣の変えようとしている世界を分かっていない、切嗣の理想がどういうものかきちんと理解できていないらしい。 だが冬の城から出たことのない彼女に世界を真に理解しろという方が酷だろう。アイリが実際に目にし、経験した世界など、第四次聖杯戦争での約1週間だけである。 とはいえ、全く共感していない訳でもなく、聖杯戦争という争いの根絶は彼女も切に望むところである。 自分が最後の聖杯の器になることで、娘には寿命を全うして欲しい。それが彼女の「母」としての願い。 作中での動向 冬木のアインツベルン城に着いた後、切嗣からイリヤも入れて3人で逃げようと提案されるが、逃げたら切嗣は自殺するだろうとして同意しなかった。 アインツベルン城が荒らされた後は、衛宮邸に引っ越す。購入したばかりの荒ら家だったが、風雨を凌げれば十分と健気に応じた。 この時、アサシンを回収済みだった為、指先に力が入らなくなっており、セイバーに運転や魔法陣の敷設の代行を依頼している。 セイバーに敷かせた魔法陣はアイリの休息に使われるが、10年後にセイバーが召喚される場所ともなる。 因みに原作ではサーヴァント召喚陣と似た魔法陣なのだが、アニメ版では別物に変更され、アニメ版だけ知っている人には繋がりがよく分からないことになった。 サーヴァントを3騎回収して衰弱するも、遠坂時臣と交渉し、ライダー陣営の所在と綺礼の国外追放の約束という成果を手に入れる。 翌日、思いがけず切嗣と再会し、寝たきりの自分は戦力にならないからと『全て遠き理想郷』を彼に渡した。 その後、綺礼の策略によって誘拐された彼女は、衛宮切嗣という男に関する短いが深刻な問答の末に殺害され、その生涯を終えた。 彼女の死後、大聖杯の中に居たこの世全ての悪が彼女の人格の殻を被って切嗣と出逢うが、 問答の末に彼が聖杯を拒絶しイリヤを殺害すると、彼への憎しみを爆発させ、凄まじい憎悪と呪いの言葉を浴びせかけ消滅した。 「――呪ってやる――」 このアイリもイリヤも本物ではない。 だが、娘を殺された悲しみや憎しみは本物のアイリも間違いなく懐くだろうと切嗣は考察している。 『Fate/stay night』では「(切嗣は)妻と娘を冬の城に残した」と記述されていたが、『Fate/stay night [Réalta Nua]』では「妻」の部分が削除されている。 一応、『Fate/hollow ataraxia』でイリヤが冬木に行ったアイリとイリヤの側に居たアイリが居たと語っているものの、 冬木に連れて行っているのに城に残したと言うのはやっぱり苦しかったのだろう。イリヤの側に居たアイリは意識だけの存在で実体は無いし。 アイリの登場は、『Fate/stay night』での「切嗣はセイバーに話し掛けたのは(令呪の)3回だけ」という設定を守りつつ、『Fate/Zero』という物語として成立させる為の虚淵の判断である、 原作との差異の一つとして争点になるが、要はこの『Fate/Zero』という作品を好むか否かに集約するので、各々で判断するのが無難。 【その他登場作品】 『Fate/stay night』 原作ではちらりと言及されるのみ。優しくて雪に似た存在だったとか。 TV版『Fate/stay night [UBW]』では、黒アイリが登場し、イリヤに復讐を唆した。脚本草案では黒アイリではなく廃棄されたホムンクルスだった。 劇場版『Fate/stay night [HF]』では最後に小さなシルエットで登場。聖杯として死んだイリヤと再会した様だ。 漫画版『Fate/stay night [HF]』では後ろ姿や黒アイリが描写されている。 『Fate/hollow ataraxia』 アインツベルンの人々に度々言及される。イリヤは初めて衛宮邸の土蔵に足を踏み入れ、母の気配を感じていた。 ベンツもベンツェとして言及され、そのエンジン音はセラを魅了していた。ユスティーツァ型ホムンクルスには劇薬なんでは…… 『Fate/tiger colosseum UPPER』 参戦キャラの一人。Fate本編とは平行世界の彼女だが、カレイドステッキの力によって時空を越えて呼び寄せられた。 存命の理由はセイバーが四次の序盤で敗退したかららしく、実家には勘当されたとか。セイバー…… この世界線だと普通に家事オンチな奥様やっている様子。 切嗣と言峰が出会した時は、切嗣の一緒にシャワー云々の台詞のせいで、彼をびいえる時空から助け出すと明後日の方向に決意した。 奥さん、旦那さんと十分ラブラブしてるじゃないですか、足りないと申すか。 『Fate/Zero』などでは会えなかったが、関係上義理の息子となる士郎とも初邂逅。 当初は養子として引き取られた等の事情もわからなかったことから微妙な距離感だったが、モテモテ(に見える)な士郎のはっきりしない態度に怒り、 「切嗣の息子なら私の息子も同然!」と宣言して教育的指導(バトル)を行った。 (これもどこぞの医者もどきの意味はあっているが、どこか誤解を招きかねない言い方が原因) これによって距離が縮まったのか、EDで切嗣、アイリ、イリヤ、士郎の親子4人で団欒の時間を過ごしている。 また、アーチャー、衛宮士郎、アンリマユ戦では、彼らの事を兄弟と称している。兄弟というか同一人物です。 殻をかぶった間柄か、三男とはなかなか仲がいい。 一方長男は、次男に彼女は誰かと聞き、「切嗣の奥さん」だと知った時には動揺を隠せなかった。 ちなみに切嗣との夜の営みはなかなか激しいらしい。 キャスターとの会話にて本人が言うには、「折って畳んで裏返す」。士郎は理解できなかったが、桜は驚き赤面していた。 特典のドラマCDでは腐女子(貴腐人?)になっており、言峰との絡みを妄想していた。「そっかぁ、切嗣は受けか~」 イリヤ「お母さまが変になった(泣)」 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』 日本に馴染んだのか、「愛理」とも自称する。家族に士郎、セラとリズが加わった。 こちらの世界では切嗣の精神状態にもう少し余裕があったらしく、彼を説得して聖杯戦争を未然に防がせた。 よって本編時点でも夫ともども存命だが、揃って「仕事」で海外にいるため基本的に家にはいない。仕事というのは聖杯戦争の後始末の様だ。 同作の作風も相まって、出る度にシリアスな空気を完全破壊するエアブレイカーママ。 『2wei!』2巻のカバー下によると美遊からは、「あの破天荒さは演技の匂いがする」「底が読めない」ことから少し怖がられているらしい。 『Fate/Zero』同様にベンツを運転するが、その荒さは酷くなっており、一度は壊し、一度は海面を走らせていた。 アニメ版ではなぜか切嗣に運転させている場面がある。『Fate/Zero』でもセイバーに運転の代行をお願いして不審がられていたのに何があった。顔出し禁止の切嗣を手だけでも出演させたいという妻の気遣いだろうか。 魔術師としてはかなりの実力者らしく、転身しているイリヤや英霊化しているクロを針金の拳の一撃でKOした。 ……子供の躾にそんなもの使っていいのだろうか。 初登場は無印の12話。出て早々に娘と共に入浴シーンな辺り、ひろやまひろしの本気がうかがえる。 『2wei!』では自身の素性に悩むイリヤに、その正体についてを(読者にも)解説してくれた。風呂場で。バスタオル姿で。 アニメ3期のアニオリ回では聖堂教会に属すると思われる華憐先生に対して、露骨に威圧する素振りを見せており、 そういった魔術系の組織に睨まれていると推察できる部分がある。 『おしえて!アイリママ』のコーナー! 子供たちからの質問に何でも気分次第で答えるわよー 作者が作者なだけに、士郎の扱いは悪い。 ①アイリ -神の壁- ②キリツグ -父の壁- ③イリヤ -お嬢様の壁- ④リズ・セラ -メイドの壁- ⑤シロウ クロ「何気にお兄ちゃんの扱い酷くない?」 士郎「もう慣れたよ……」 -兄の壁- ⑥クロ 士郎「兄の壁ってずいぶん低いところにあるんだなぁ…」 『Fate/Grand Order』 私は聖杯より出ずる者。聖杯の端末が如き者。仮初めのかたち。仮初めのサーヴァント。 名は、アイリスフィールと呼んでね 『Fate/Zero』とのコラボイベント「Fate/Accel Zero Order」の配布サーヴァントとしてまさかの登場。 ◆基本データ クラス:キャスター 真名:アイリスフィール[天の衣] 出典:- 地域:- 身長:158cm 体重:52kg 性別:女性 属性:混沌・善 好きなもの:あの娘とあの人 嫌いなもの:激辛党八極拳神父 CV:大原さやか ◆ステータス 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 E E C A+ B B ◆スキル クラス別スキル 道具作成:A 陣地作成:B 固有スキル 女神の神核:C 完成した女神であることを現すスキル。 精神と肉体の絶対性を維持する効果を有する。精神系の干渉をほとんど緩和し、肉体の成長もなく、どれだけカロリーを摂取しても体型が変化しない。 神性スキルを含む複合スキルでもある。 彼女は正式な神霊としての分霊でないため、ランクはC止まりとなる。 献身の覚悟:A 自己犠牲さえ厭わない、愛する者への想い。 防御・回復系の魔術やスキルやアイテムの使用効果に対してプラス補正がかかる。 自然の嬰児:A いずれ等しく、世界の裡で生まれ落ちた嬰児たち。 たとえ天然自然の生物ではなく、人の手によって造り出された命であろうとも、時に世界は多くの祝福を与え得る。 魔術医療:A サーヴァントとしてのアイリスフィールは、高度な治療の魔術を行使する。 ◆宝具 『白き聖杯よ、謳え(ソング・オブ・グレイル)』 ランク:B 種別:魔術宝具 レンジ:0~50 最大補足:20人 白き聖杯よ、謳え! ソング・オブ・グレイル。 愛と母性が聖杯と結び付き、真摯にして清らかなる祈りを一時的に叶える。 願望器としての機能ではなく、あくまで、彼女の存在が昇華された宝具。 自陣を回復し、バットステータスを全解除する。持続ダメージの類も解除される。 霊核の欠片でも残っていれば戦闘不能状態となったサーヴァントの復活も可能であるが、この効果は『FateGO』では使用されない。 ゲーム的には自分を含む味方サーヴァントのHPを回復し、ガッツ状態を付与する。 ◆キャラクター概要 聖杯の端末といえる存在だが、聖杯の意思という訳ではない。 聖杯の端末が『Fate/Zero』で聖杯になったアイリの人格を表面化させたもの。汚染された聖杯としての人格が表面化すると黒聖杯になる。 イベントで黒聖杯を撃破した後のおまけシナリオで登場し、黒聖杯がぐだーずらに破壊されたことは凄く痛かったが気にしないと発言している。 終局特異点ではエミヤ(アサシン)に並行世界の切嗣にも否定されたけど赦すと語っている。 相手はそんな事情を全く知らない訳で意味分からんと返したが、ここで戦う理由はできたと何だかんだデレた。お前、いいヤツだな…… 当人が言う通り「仮初めのサーヴァント」であり、聖杯の力を有する例外中の例外的存在。 「聖杯の端末」として「資格なき者は触れてはいけない」「あなたに私(=聖杯)が使いこなせるか」等のセリフを言うが、 「アイリスフィール」として、「あの人」や「あの子」への愛情も示す。 エミヤ(アサシン)を守っているとのことで、『Fate/Grand Order material III』で彼に宛てた台詞は、彼の最終再臨でも流れる。 マイルームでは彼が居るとまるで恋する乙女のように気にする一方、「何かよくないものに捕まってる様な」とも案じる。並行世界までストーキングする妻vs抑止力 マスターに対しては「聖杯の担い手」「世界を救う者」として期待をかけているようで、 絆度を深めると「あなたのことも大切よ」と母性に満ちたような声で親愛の情を表現してくれる。 「どうか、世界を守ってね。あの人が愛した、あの子の生きるべき、この世界を」 因みに「Fate/Accel Zero Order」には並行世界のアイリも登場するが、おまけシナリオで別人であると明言されている。 並行世界のアイリは切嗣と出会っておらず、セイバーの正式なマスターとして第四次聖杯戦争に参戦しているが、そのせいで特異点が発生した。 何で切嗣と会っていないのに感情豊かなのかとか、立ち絵に令呪が描かれてないとかは突っ込むな。叙述トリックの為だ 最終的にカルデアに迎え入れられ、ダ・ヴィンチちゃんにチェックを受けてもらっている、という作中人物の台詞まであるが、その後のイベントには全く登場しない。 メタな話、単純に両方出すとややこしいから出していないのだろうが、 「元々のアイリはどこ行ったの?」と困惑するマスターもしばしば。サーヴァントのアイリが既婚者なことにがっくりしたマスターも散見された 性能は、 自身に無敵効果とNP獲得量増加効果を与える「自然の嬰児」 自身の与回復力を上げる「献身の覚悟」 味方単体のHPを回復する「魔術医療」 と見事に回復に特化したスキル構成を持つ、メディア(リリィ)と似たタイプのキャスター。 HPは平均的だが、「女神の神核」で神性特攻が効いてしまう点は注意。 ちなみに並行世界の旦那ことエミヤ(アサシン)との相性自体は悪くない(クラス的にも)が、 スキルを活かすなら妻を盾にして攻撃準備を整える外道夫という構図になってしまう。 アイリは無敵状態になれるのでダメージそのものはないが、それにしたって……ねぇ。 なお、配布サーヴァントなので絵柄は2種類のみ。 最終再臨するとドスケベ礼装並のえっちぃ感じの絵柄になる。信じられるか? この人、人妻なんだぜ……? 元々、配布の予定はなく、3段階分のデザインがあったが、配布化にあたり3段階分をひとまとめにしたデザインに改められた。 再臨する時、初めて天の衣を纏うかの様な発言をしたり、他の天の衣と大分違う意匠なのはそのせい。 ちなみに、イベントのメインストーリーをクリアすると、「火」「水」「風」「土」のアイリシリーズを倒せというミッションが追加。 ぶっちゃけ展開はギャグであり、某タマモナインの如くアレなアイリばかりなのだが、 なんとこのアイリシリーズ、ボイスや宝具が本体と違うものになっている。力の入れどころ間違ってないか運営……いいぞもっとやれ。 アイリシリーズのキャラクターと宝具は以下のとおり。 「火」のアイリ…勝気。宝具は「てんしんアイリざんまい」 「水」のアイリ…冷徹。宝具は「青き聖杯よ、凍れ」 「風」のアイリ…天然。宝具は「あいり・ざ・りっぱー」 「土」のアイリ…卑屈。宝具は「錆の聖杯よ、嘆け」 ぶっちゃけ元のアイリに近いのは「風」のアイリくらいだが、大原氏の演技力でアイリっぽさ自体は全て感じられる演技になっている。 え、なに? 宝具がどう考えても別のサーヴァントのパクリ? 細けぇことは……あれ、なんか青い炎が(ry 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 反対無かったんでリセット -- 名無しさん (2016-05-07 23 44 09) 大人だけど子供ってとこは切嗣と同じだけど、母親であり家族を優先するあたりは切嗣との相性最悪なんじゃなかろうか。一部パラレルの切嗣は除くとして。 -- 名無しさん (2016-05-25 00 15 14) ↑ 切嗣も本音としては家族を優先したいと思ってるからアイリが説得すれば聖杯を諦める事が出来るから、相性はそこまで悪くないと思う。 -- 名無しさん (2016-05-25 00 25 28) まだ生まれてから十年も経ってなくて人生経験少ないから切嗣に盲目的に服従してるけど、もう何年かして人生経験積んだらどうだったろうね -- 名無しさん (2016-05-25 00 27 46) ↑ ちょっと違うけど、その何年か経験を積んだアイリにzeroの時間軸で到達していたらプリヤ世界に分岐するんかなって今妄想した -- 名無しさん (2016-05-25 00 36 04) パラケルススP「四元素アイリだと!」 -- 名無しさん (2016-08-01 13 20 30) この世全ての悪と切嗣の問答はダントツのトラウマシーン。ランサー組全滅とか切嗣の過去とか比じゃねえよ -- 名無しさん (2016-09-04 00 51 01) 一射に命をかけて散っていく東方の大英雄を何度もよみがえらせるお方 -- 名無しさん (2016-10-05 16 38 01) ケリィのことを好きにならないほうが幸せな気がする -- 名無しさん (2016-10-09 16 47 11) 切嗣を好きにならなければ感情希薄なままで、聖杯の外装として使い潰されるだけだし幸せと言えるのかそれ -- 名無しさん (2016-10-09 17 00 26) 人としての喜びを得てからそれを失う悲しみを味わうのと、最初から喜びも悲しみも知らないまま、いわば酔生夢死の短い人生を送るのと、どちらが幸せなのかってことだな -- 名無しさん (2017-01-03 23 53 40) 銭湯不能状態ってなんじゃい -- 名無しさん (2017-03-11 22 22 17) ↑2 なんにせよ他人から見れば悲しいことこの上ないな -- 名無しさん (2017-03-11 22 42 04) ↑×2 お、お風呂が気持ちよすぎて行動不能? -- 名無しさん (2017-05-02 15 53 36) 母性愛溢れる可愛いママ、アリだと思います。 -- 名無しさん (2017-06-15 18 46 12) なんだかんだで平行世界の娘2人とルルハワをエンジョイしてるあたり、彼女もサーヴァントライフを満喫してる模様。 -- 名無しさん (2018-09-16 09 42 50) Zeroの彼女を初めて見た時「白いメーテル」と思った。 -- 名無しさん (2019-04-24 20 12 19) アニメで天草四郎の回想シーンでそっくりさん出てきたけど彼女はアイリのお姉さんなのだろうか? -- 名無しさん (2020-09-02 06 46 58) 一応FGOの保護された方は1部終了時点ではスタッフとしているとみていいんだろうが、2部の冒頭のあれで死んでるとかはないといいなあ・・ -- 名無しさん (2021-04-15 08 32 27) 一歳の時に娘産んだのか -- 名無しさん (2021-10-13 19 23 39) まさかのライバルオルガマリー -- 名無しさん (2023-09-12 13 11 59) 名前 コメント
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+ セリフ一覧 Grand summon 召喚 イリヤ「えっと、イリヤって言います。小学五年生です。 一応……魔法少女、やってます、はい。 うぅ、わたしなんかが役に立つのか分からないけど…… でも精一杯、がんばります!」ルビー「ルビーちゃんもいますよ! 面白かわいくやっていきましょう、グランドマスター!」 Synthesis レベルアップ イリヤ「おっきくなったかなぁ……はっ! 身長が、だよ!」 霊基再臨 1 イリヤ「やったね、転身完了!」ルビー「嬉し恥ずかしの転身バンクは、心の目で見てくださいましね〜」イリヤ「そういうのないからね!? マ、マスターさんも、期待しないで〜!」 2 イリヤ「なんだか少し、体が軽くなったみたい。ちゃんと成長してるんだね、私」ルビー「いけません! イリヤさんは一ミリも成長しないでくださいまし!」イリヤ「なんでよー!!」 3 イリヤ「すごい……魔力が溢れてくる……! これならもっと戦える。みんなを、守れる! あ、あの、ここまで育ててくれて、ありがとうございます! これからも、もっともっと、頑張るからね!」 4 イリヤ「思ってたよりも随分長い夏休みになっちゃったな……。マスターさんは、ちゃあんと責任とって、私の宿題手伝ってよね!」 Battle 開始 1 イリヤ「必要な戦い……なんだよね。うん、行くよ、ルビー!」ルビー「どどんとやっちゃいましょう〜!」 2 イリヤ「な、なんか強そうなんだけど〜……」ルビー「おっと、撤退は許可しませんよ〜」 スキル 1 イリヤ「ルビー、お願い!」 2 ルビー「お任せあれ〜!」 3 ルビー「ルビーちゃんの出番ですねぇ~!?」イリヤ「不安しかない……」(2019/1/23 追加) コマンドカード 1 イリヤ「はい!」 2 イリヤ「任せて〜!」 3 イリヤ「ほえ?」 宝具カード イリヤ「わたしはもう……何も諦めない!」 アタック 1 イリヤ「 砲撃 (フォイア)!」 2 イリヤ「 斬撃 (シュナイデン)!」 3 イリヤ「えーいっ!」 4 イリヤ「行くよーっ、ショット!」(2019/1/23 追加) 5 イリヤ「限定『 限定展開 (インクルード)』、バーサーカー! やぁぁああーっ!」(2019/1/23 追加) 6 イリヤ「うぅー、シュート!」(2019/1/23 追加) エクストラアタック 1 イリヤ「撃ち落す!」(2019/1/23 削除) イリヤ「撃ち落とす! これでどう!? 取って置き、なんだから!」(2019/1/23 追加) 宝具 ルビー「筋系・神経系・血管系・リンパ系……擬似魔術回路変換、完了!」イリヤ「これがわたしの全て! 『 多元重奏飽和砲撃 (クウィンテットフォイア)』!」 ダメージ 1 イリヤ「なんて大人げないのー!」 2 イリヤ「うぅ!」 戦闘不能 1 イリヤ「強く……ならなきゃ。もっと……」 2 イリヤ「お兄ちゃん……」 勝利 1 イリヤ「やったね、大勝利!」ルビー「それでは敗者から素材を剥ぎ取りましょうか〜」イリヤ「ぶ、物騒なことはやめてね……」 2 イリヤ「ほえ〜……もうダメかと思ったよ。でも結構頑張ったし、褒めてくれるかなぁ……?」 My room 会話 1 イリヤ「お疲れさまでーす! あ、でもまだまだお仕事あるんだよね。頑張って! 私も応援するから」 2 イリヤ「マスター、か……。前にも、そう名乗ってきた赤い人がいまして……」ルビー「何やら主従関係の階層が、複雑化してきましたね〜」 3 イリヤ「誰かに命令されるのは、慣れてるからね〜。マスターとサーヴァントって関係も、大丈夫だよ〜。でも、あんまりひどい命令は、やめてね……」 4 イリヤ「クロがまたマスターさんにちょっかいかけてるって聞いたんですけど……嫌なら嫌ってちゃんと言わないとダメだよ! じゃないとその……う、奪われますよ!? 色々と!」(クロエ・フォン・アインツベルン 所属) 5 イリヤ「あの! さっき廊下で会った黒いお髭の人が、私を見るなり奇声をあげて失神しちゃったんですけど! ……え、ほっといていい? というか二度と近づいちゃだめ? えぇぇ……そんな。……何者なの、あの人」(エドワード・ティーチ 所属) 6 イリヤ「あれ、今ママの声しなかった? ……うーん、聞き間違いかなぁ? なんだかお嬢様みたいな話し方だったし。ママはもっとこう……その、アレっぽい感じだし……」(アイリスフィール〔天の衣〕 所属) 7 「最近、時々視線を感じるの。振り返るとサッといなくなるんだけど、その時に赤い外套がちらっと見えちゃった。何か用があるのかなぁ。はっきり言ってくれればいいのに」(エミヤ 所属) 8 イリヤ「ひゃー! もうもう、感激だよー! 美遊と肩を並べて戦えるなんて!」ルビー「サファイアちゃんもお忘れなく! 姉妹が揃って、ルビーちゃん心強いです!」イリヤ「嬉しいなー。素敵だなー。美遊と一緒のお弁当、一緒のお風呂……! 一緒の……! ふへぇふへふしゅるふへへぇ!」ルビー「イリヤさん……? イリヤさん、ステイ! ステイです!」(美遊・エーデルフェルト 所属) 9 イリヤ「クロ以外にも私にそっくりな女の子がー!?」ルビー「イリヤさん、ここだけの話、それは順序が逆かもですよ?」イリヤ「それって……うん、まあ薄々分かってたんだけど……」ルビー「と、言いますと?」イリヤ「ここは、色んな人たちがいる場所だってこと。同じ顔でも、違う人生や違う歴史を歩んできた人たちがね。……宇宙とか水着ではっちゃけちゃった人まで……。だ、だったら、小学生で魔法少女やってる……そんな私がいたっていいよね!」ルビー「ナーイスポジティブシンキング! それでこそイリヤさん、クロさんとの経験を生かしましょーう!」イリヤ「うーん、まずはお友達になれたら、大丈夫かな」(シトナイ 所属) 好きなこと イリヤ「わたしは、夏が好き! 夏生まれだから……かなぁ? おっきな入道雲を見てると、走り出したくなっちゃうよね!」 嫌いなこと イリヤ「嫌いなものっていったら、なんか悪さしてる時のクロ……かな。ひどいんだよ! やったのはクロなのに、顔が似てるって理由でわたしのせいになったりして! はぁ……姉としてキツーく言っておかなきゃ! うん、姉として!」 聖杯について 「何でも願いが叶う聖杯……ちょっと信じられないけど、もし本当にそういうものがあったら、きっとみんなが幸せになれるんだろうね。みんなの明日が、ほんの少しでも良いものになれたなら、ステキだなーって思う」 絆 Lv.1 イリヤ「うーん……ルビー。なにかいい暇つぶしなーいー?」ルビー「ふーむ……ではでは秘蔵のイリヤさん寝顔写真のスライドショーでも……」イリヤ「今すぐ削除しなさい!!」 Lv.2 イリヤ「私、ちゃんと役に立ててる……? ごめんなさい! 私もアニメの魔法少女みたいに、もっとこう! ズババーンとかズビャーって感じになれたら! ……良かったんだけど」ルビー「イリヤさんの魔法少女感は、相変わらずラジカルでテリブルですねぇ」 Lv.3 イリヤ「最初は不安だったけど、段々ここでの生活も慣れてきたかな。マシュさんやダ・ヴィンチちゃんさんは優しいし、ロマンさんは……頼りないけど。フォウくんはモフいし。あと、マスターさんも……その、ちゃんと私のこと大事にしてくれてるの分かるから……」 Lv.4 イリヤ「私、怖くないよ。どんなに敵が強くても、この先にどんな運命が待っていたとしても。マスターさんは、きっとそれよりもっと強い。私は、そう信じてる!」 Lv.5 イリヤ「ん……えへへ。マスターさんに頭撫でられるの、好き……。あっ、今度お風呂上りに髪乾かしてほしいな……なんて。……ふえっ!? お風呂一緒には……ダメ……まだ」 イベント開催中 イリヤ「何かイベントやってるみたいだよ? わたしも行ってみたいなぁ。あの……連れてってくれる……?」 誕生日 イリヤ「お誕生おめでとー! マスターさん! ルビーと一緒にバースデーケーキ作ったよ! 食べて食べてー!」ルビー「精神に作用する系の材料は使ってませんので、ご安心くださいなー」 + イベント関連ボイス Event 魔法少女紀行 ~プリズマ・コーズ~ 1 イリヤ「魔法少女同士のバトルだなんて、とんでもない事態になっちゃったけど……よろしくお願いします」ルビー「イリヤさんの命運はあなたの手に、そしてこのルビーちゃんの羽先三寸にも!」イリヤ「後ろ側のは、不安しかない……」 2 イリヤ「カルデアの……カッコいい……マスターさん、それにマシュさんと一緒に行動できて、本当によかったなぁ」ルビー「イリヤさんはマシュさんが大好きなんですねぇ」 3 ルビー「ルビーちゃん的には、もっと刺激が欲しいところです! 直径3500キロぐらいの隕石でも降ってきませんかねぇ?」イリヤ「穏やかじゃない! それってもう、隕石ってレベルじゃないし!」 4 ルビー「ところでイリヤさん、宿題はお済みになられました?」イリヤ「う……そんなお知らせ、あったかな」ルビー「いつも美遊さんに頼ってばかりじゃダメですよ! ちゃんと情報を確認しましょう!」 5 イリヤ「まさかわたし達以外にも、こんなに魔法少女がワラワラいたなんて……」ルビー「一人だけでも十分濃ゆいのに、そんな方々が集まったら、そりゃ戦争にもなりますねぇ」 6 イリヤ「不思議な世界でのわたし達の冒険も、一区切りです。クロとミユ共々、お世話になりました!」ルビー「お祭りも終わってしまうと寂しいですねぇ」イリヤ「まだまだ、これからだよ。マスターさんも、どうか頑張ってください!」 7 ルビー「此度の働きも見事でした! 報酬は、例の口座に……ご確認ください」イリヤ「無駄に怪しい! でも折角のご褒美なんだから、受け取りは忘れずに、ね!」 8 イリヤ「アイテムチェーック! 報酬チェーック!」ルビー「お忘れ物はありませんかぁ? イリヤさんみたいにお兄ちゃんに届けてもらうと、恥ずかしいですよ?」イリヤ「余計なことは言わなくていいのっ!」 9 イリヤ「やったね、アイテムがもらえたよ」 10 イリヤ「これ……ちょっといいヤツかも!」 11 イリヤ「新しいミッションだね。宿題は毎日少しずつやろう」ルビー「我々を待ち構える新たなミッションとは……!?」 12 イリヤ「また新しい敵が現れたみたい。気をつけて!」 13 イリヤ「よーし、次はあそこに行ってみよう!」 14 イリヤ「ウチのクロを、よろしくお願いします! ……うう、心配だなぁ」ルビー「イリヤさんより使えるかもしれませんよぉ?」イリヤ「ちょ、それは本気で傷つくんですけど!」 15 イリヤ「全ミッションクリアだね!」ルビー「感慨深いですねぇ……エンディング曲をバックに名シーンでも流しましょっか?」イリヤ「わたし達の戦いはまだ終わってないよ! 最後まで頑張ろうね、マスターさん!」 16 イリヤ「全クエストクリアー! すごい、すごいよマスターさん!」ルビー「なんたる執念! 寝食を惜しんでポチポチし続けたグランドマスターさんに敬礼!」イリヤ「な、なんか褒めてるのか怪しいけど……とにかく、お疲れ様でしたー!」 17 イリヤ「いらっしゃいませー。限定ショップ、営業中だよー」 18 イリヤ「補給は大事、ですよね。ゆっくり選んでいってください」 19 イリヤ「はい、どうぞ。大事に使ってくださいね」 20 イリヤ「これでもっと強くなれる……かな」 21 イリヤ「もっといっぱい欲しくなっちゃうよね」 22 イリヤ「このお店も、そろそろおしまいみたい。テナントをダ・ヴィンチちゃんさんに返さなきゃね。……あ、交換し忘れたものがあったら言ってくださいね。最後までお付き合いします」
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ゴッサムシティに偶然に召喚された一人の男がいた。男は魔術師であり、真理を探究する者であった。 そう、探究だ。男の起源は「探究」であり、起源覚醒者である男は探り、暴くことに特化した魔術師だった。 起源に覚醒したその時から男の人生と能力は全て神秘の探究に費やされた。しかし男はある意味魔術師であって魔術師ではない存在となった。 魔術師の目的とは「根源」に至ることだ。しかし男は現代の多くの魔術師と同じく「根源」を目指すことはしなかった。男の家門が継いできた方法では「根源」に決して至れないと気づいたから―――だけではなかった。 起源を自覚する男はこの世に散らばる多くの魔術、神秘を解き明かしたいという欲求に支配されていた。そのためなら家を出ることに反対した一族を皆殺しにすることも現代機器に頼ることも辞さなかった。男は「根源」を目指す魔術師ではなく自らの探究心を満たすためだけに魔術を行使する魔術使いとなった。 自らの本能の赴くまま世界各地を飛び回り、あらゆる遺跡を荒らして回った男がシャブティの人形を手にし、ゴッサムシティに意図せず呼び出されたのも、男に宛がわれたサーヴァントがキャスターであったことも全くもって必然の出来事であった。 しかし男にしてみれば迷惑以外の何でもなかった。期せずして訪れた聖杯探究の機会に興味はあるが降りることすら許されず、敗北すれば架空の犯罪都市、ゴッサムに永遠に幽閉されるなど冗談ではない。他人の命に頓着する性分ではないが自分が殺されるのは御免だ。 ―――などと保身のための策を考えていたのも最初だけだった。 ある時サーヴァントを伴って街の探索をしていた時奇妙な植物を発見した。明らかに植物が繁殖できない環境を、まるで自ら世界を浸食せんとばかりに生い茂っていた未知の植物に男は神秘を感じ取った。 男の起源によって強化された魔眼じみた解析魔術はその植物と、植物から生えた謎の果実がこの世ならざる神秘の産物であることを瞬時に暴いた。男は何の躊躇もなく植物を切り取り果実を採集し自らの工房たる自宅に持ち帰った。 強烈な食欲を誘発する果実を解析し、試しに路地裏で魂喰いのために“捕獲”したNPCに投与したところ凶暴な未知の怪物へと変貌した。幸い怪物はキャスターによって即座に焼却されたが男はさらに異界の植物と果実―――ヘルヘイムにのめり込んでいった。聖杯戦争に専念するよう進言したキャスターは令呪で黙らせた。 翌日、さらに研究資料たる果実を採取するためフィールドワークを行っていたその時、男はある存在に目と心を奪われた。 人通りの少ない路地に佇む銀髪赤眼の少女がかつて一度だけドイツで遭遇したことのあるアインツベルンのホムンクルスであることはすぐに分かった。しかし一目見ただけでその作品としての完成度が桁外れの域にあることが見て取れた。 解析能力に特化した男の魔術ではアインツベルンのホムンクルスを捕獲するなど夢のまた夢だったが、今は超常存在たるサーヴァントがいる。ならばマスター候補であろう少女がサーヴァントを召喚する前に事を済ませるべきだ。 (キャスター、サーヴァントを呼ばれる前にあのホムンクルスの身包みを剥がして無力化しろ。絶対に傷はつけるな) キャスターは渋々といった体で実体化し魔術を行使した。一瞬の後、少女の衣服は靴まで含めて全てが灰と化し、一糸纏わぬ裸体を曝け出した。 「サーヴァント………!」 中級レベルとはいえ気配遮断を行えるキャスターの不意打ちに少女は対応できなかったようだ。恥辱に身を震わせる少女に構いもせず男は解析を行う。 素晴らしい。単なる鋳造品の枠を超えた人間同然に構成されている。さらに魔術的調整によるものなのか全身の七割にも渡って魔術回路が存在している。現代魔術師の常識からは考えられない奇跡の産物が目の前にある。 男は少女を生かさず殺さず隅々まで検分し、研究することを即決した。聖杯戦争の趨勢さえ脳裏の片隅に追いやられていた。それほどまでの衝撃と感動を味わっていた。 「マスター!」 だがキャスターの声ですぐさま現実に引き戻された。青く輝くエーテルの光。男がキャスターを召喚した時と同じ、サーヴァント召喚の合図―――! 男の眼に映ったのは若草色の頭髪で軽装の槍を携えた美丈夫の戦士。しかしてマスターとしての権限によって透視できるサーヴァントの能力と濃厚な神秘は明らかに最高峰。決断は一瞬だった。 「何だか妙なことになってやがるが、それ以上俺のマスターをやらせるわけにはいかねえな」 「令呪を以って命じる、私を連れて転移しろキャスター」 男のキャスターは限定的ながら転移という大魔術を行うことができた。本来なら陣地の内部、それも二工程の詠唱を経て行われる術理を令呪によって一瞬に短縮してのけた。 戦闘に関する魔術を極度に不得手とする男は逃走に関する技術を徹底的に磨いてきた。その経験がこの状況にあっても活きた。 キャスターが選んだのは三百メートル離れた家屋の屋根。相手の出方を伺いつつキャスターが魔術を紡ぐに相応しい絶妙の距離であった。 「よう、久しぶりだな変態野郎」 ――――――尋常な英霊が相手であれば、の話だが。 視界が空転する。遠くに崩れ落ちる自分の身体が見えた。キャスターはどうした。いや、既に心臓を槍で貫かれている。 転移でサーヴァントから逃れたと思ったら正面に回り込まれ、視認すら不可能な槍捌きで己とキャスターは同時に屠られた。 何故だ。見るからに三大騎士クラスであろうサーヴァントも転移魔術を会得していたとでもいうのか。それともまさか―――純粋な走力でキャスターの転移に追いついたというのか。 疑問は最期まで形を結ばぬまま、男の聖杯戦争は呆気なくその幕を閉じた。 「ようお嬢ちゃん。随分大変な目にあったみたいだな。 ライダーのサーヴァント、アキレウス。召喚に応じて馳せ参じた」 屈託のない笑みを浮かべるライダー。対照的にマスターの少女、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは無表情であった。 いや、強いて言えばその赤い瞳には失望の色が宿っていることがライダーにも窺うことができた。自らの真名を明かした上でそのような目を向けられるとはどういうことか。 「………あなたじゃない」 少女は露わになった肢体を隠そうともせず力なく階段の段差に腰掛けた。覇気どころか生きる気力すらも感じられない態度は到底聖杯戦争に臨むマスターのそれとは思えない。 「何だ、嬢ちゃん。この俺がサーヴァントじゃ不満か?」 「当たり前でしょう、アキレウスなんてわたしのバーサーカーに比べたら大した英霊じゃないわ」 二重の意味で聞き捨てならない言葉だ。まるでこの少女がこことは違う聖杯戦争の当事者であったかのような口ぶりだ。 何より、このアキレウスを大した英霊でないなどと断言できるサーヴァントとは一体どれほどの者なのか。 「ほう、どこのどいつだ。そのバーサーカーとやらは」 「ヘラクレスよ。ヘラクレスなら少しは希望を持てたのに、あなたじゃ無理よ。 ヘラクレスで勝てなかったのに、アキレウスでどうやって勝てっていうのよ」 「何だと…!?おい嬢ちゃん、そりゃ冗談か間違いじゃないだろうな?」 告げられた英雄の名はライダーをして驚愕せざるを得ない大英雄だった。 ヘラクレス。多くの英雄豪傑を内包するギリシャ神話において屈指の偉業と功績を打ち立て神の座の末席に座ることさえ許された最高の大英雄。 如何にバーサーカーで現界したとはいえど、そのヘラクレスが聖杯戦争を勝ち残れなかったなどと。そんなことが有り得るというのか。 少女、イリヤスフィールは詰め寄るライダーに怒り、いや非難めいた眼を向けた。 「冗談なわけないでしょう!バーサーカーは世界で一番強いんだから!例え負けたって、最強のサーヴァントなんだから! 負けたのは、わたしが傍にいたから。わたしなんかがいたせいで負けただけ」 「謙遜するほど嬢ちゃんの魔力は少なくはないと思うがな」 イリヤスフィールは俯いて、ぽつぽつと話を始めた。どちらかといえば独り言に近い風であったが。 聖杯戦争という儀式の小聖杯の器として生を受けたこと。 母親は前回の聖杯戦争で死に、父親は自分を裏切り新しい家族を持っていたこと。 イリヤスフィールやアインツベルンの当主を含め、ただ役目に生きるためだけに、人間を幸福にする道具として消費されるホムンクルスたち。 何一つ自分と呼べるものが無い中、狂いながら自らの意思でイリヤスフィールを守り続けた父のような鋼の英雄。 そして訪れた聖杯戦争の最中、かつて母親が暮らした城で父親の養子に会おうとしていた時に自分とバーサーカーが敗北し、死んだことを。 「わかったでしょう?わたしはこの聖杯戦争に参加しようと思ったわけじゃない。 生き返してほしいなんて頼んでない。助けてほしいなんて言ってない。あなたを呼んだ覚えもない。 だからもう放っておいて。あなたは新しいマスターでも探しなさい。わたしなんかと一緒にいたってどうせ勝てやしないんだから」 イリヤスフィール・フォン・アインツベルンの生には何の意味も価値もなかった。 復讐も、聖杯の器としての役目も果たせなかった自分にはもう何も残っていない。一度は取り込んだライダーの魂も今は感じられない。 ただ偶然に死に損なって、もうすぐ本当に死ぬだけだ。それがどんな形で訪れるかはわからないけれど。 聖杯に望みを託すために召喚されたサーヴァントが付き合う必要はどこにもない。 「で、結局どうしたいんだよお前は?」 ―――それを、ライダーは平然と無視した。 「あなた、人の話聞いてなかったの?わたしは放っておいてって言ったんだけど」 「ああ、聞いた。その上で俺の勝手でここにいるだけだ。“やけっぱちになってます”って顔に書いてあるガキをそのまま見殺しにする英雄がどこにいる。 俺は忠義の騎士ってわけじゃないが英雄だ。自分で主を裏切るなんぞご免だね」 サーヴァントによっては新たな主を探すこともあるだろう。だがアキレウスは違う。 母に誓った英雄としての矜持と在り方は例えサーヴァントと化しても捨てるつもりは毛頭ない。心の奥底で泣いている子供を見捨てるなど断じて英雄たる者のすることではない。 「確かに俺はヘラクレスに比べれば劣る英雄だ。お前が一度死んだというのも事実なんだろうさ。 だがな、それでもお前はマスターとして、俺はお前のサーヴァントとしてここにいる。 それを無意味なことだと決めつけるのか?お前には何の望みもないのか?」 違う。まだ生きていたい。したいことも、やらなければならないこともある。 かつてアインツベルンで消費された彼女達に言われたことがある。無価値であっても構わない、と。 それはおかしい。彼の言う通り、自分は今ここにいる。息をして生の実感を得ている。それを終わらせたくない。 生きることを諦め、自ら電源を落としてしまえば楽にはなれるかもしれない。けれど、自分はそれをおかしいことだと、生きたい、生きていてほしいと叫んだのではなかったか。 「俺は英雄だが我欲の塊だ。二度目の生を得られたからにはやりたい事が山のようにある。 中にはやりたい事をやりきった英雄や無欲な英雄なんかもいるんだろうが、嬢ちゃんがそうなるのは早すぎるってもんだ。 だから願え、そして俺に命じろ。聖杯戦争に勝って聖杯を獲ってこい、ってな」 「…本当に勝手なサーヴァント。まさか本当に勝てると思ってるの?ヘラクレスだって負けたのに」 「別に今すぐ俺を信頼しろとは言わねえさ。何しろ比べられる相手が悪すぎる。 …だが自分で生を諦めることだけはするな。ヘラクレスや俺の師匠がここにいたらきっと同じことを言うはずだ」 ライダーは己の力と存在に絶対の自負を持っている。普段ならマスターに力を疑うような暴言を吐かれれば殴るとまでは言わずとも一喝はしているところだ。 だがヘラクレスが比較対象ならば仕方ない。自分を卑下しているのではなく、ギリシャ最高の英雄に対する当然の認識だった。少女とヘラクレスの間にいきなり自分が割り込めると思えるほど図々しくはなれない。 「わたしは…わたしはまだ生きてる。生きたい。まだ終われない。 シロウにだって会ってない。あんなわけのわからないサーヴァントに殺されて終わりだなんて、そんなの嫌!」 「よし、それで良いんだ。自分が無いなんざとんだ嘘じゃねえか。 ホムンクルスがどうだのは俺にはわからん話だが、生きたいという欲とやりたい事があるならお前はもう立派な人間なんだよ」 涙を流す己のマスターの瞳に急速に生気が戻っていく様を見てライダーは満足気に頷いた。 やはり子供は元気に泣き、怒り、笑うのが一番良い。 「しかし何だ、さしあたってはその格好を何とかしねえとな。俺のマスターが裸じゃな」 「…………………あ」 ライダーに指摘されて自分が如何に淑女として有り得ない格好をしているか思い出した。 しかも女性としての大事な部分を全て曝け出してしまっている。一気に顔が赤くなり、今さらながら両腕で身体を隠した。 「……え、おい今さらか?」 「今さらも何もないわよ!もっと早く言いなさいこの馬鹿サーヴァント!!」 「出るとこ出てないどころか毛すら生えてないガキに欲情するやつなんざいねえだろ。…ってさっきのマスターがそうだったか。 とにかく一度拠点に戻って着替えれば良い話だろうが」 「そんなものないわよ!気がついたらもうここにいたんだから!! とにかく今すぐわたしの服を探してきなさーい!!」 「おいちょっと待て、この俺にコソ泥の真似事をさせるつもりかお前!?」 「わたしが襲われる前に出てこなかったあなたが悪いんでしょ!!」 暴論だがそれを言われてはライダーも返す言葉がない。どうあれマスターが攻撃される前に間に合わなかったのは事実だ。 逆立った髪をボリボリと掻いてから一つの妥協案を出した。 「わかったわかった。だが今ここで別行動は危険が大きすぎるから駄目だ。 そう簡単に見つからないという確証が持てる隠れ家を見つけるまでは我慢しろ」 「…それまでわたしに裸で往来を歩けっていうの?」 「そうは言わねえさ。それに地を駆けるより空から探す方が手っ取り早い」 何もない空間から一台の戦車(チャリオット)が召喚された。一目で神代に生きた生物とわかる二頭の神馬と一頭の名馬からなるライダーのライダーたる所以。 その名を「疾風怒濤の不死戦車(トロイアス・トラゴーイディア)。あらゆる英雄を超える俊足を誇るライダーよりも尚速い、この世全てを置き去りにする宝具である。 「とりあえずはこいつで街を観察しつつ隠れ家を探す。見られたくないなら御者台から顔を出さないようにしとけ」 「ち、ちょっと!?自分で乗れるから離しなさい!」 身体を丸めたままのイリヤスフィールを半ば無理やり抱き上げて御者台に乗せてライダー自身も戦車に搭乗する。 空へと舞い上がると一気に加速し夜空へと飛び立った。もっともマスターに配慮して少々スピードは抑えているが。 果たしてこれで正しかったのだろうか―――とライダーは自問する。もしかすると自分は彼女をさらなる地獄の苦難へ引きずり込んだのではあるまいか、と。 ヘラクレスでさえも敗れ去ったという聖杯戦争。彼の英雄よりも劣るアキレウスが走破できるものなのか。少なくとも夜の世界に漂う瘴気からトロイア戦争を駆け抜けた時のようにはいかないであろうことは察することができた。 考えたところで自分が正しかったのかどうか、今のライダーには判然としない。あるいは全て過ちでしかなかったのかもしれない、それでも。 (俺の望みはこいつに肩入れすることだ。それだけは間違いない。 こいつに聖杯を獲らせるために走り続けるだけだ) 戦うと決めた。そこに如何なる試練があろうとも、それでも戦い抜くと、自ら望んで決めたのだ。 結局今も昔もアキレウスは英雄として走り続けるしかないのだ。 【クラス】 ライダー 【真名】 アキレウス@Fate/Apocrypha 【ステータス】 筋力B+ 耐久A 敏捷A+ 魔力C 幸運D 宝具A+ 【属性】 秩序・中庸 【クラススキル】 騎乗:A+ 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣まで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。 対魔力:C 二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。 【保有スキル】 戦闘続行:A 往生際が悪い。弱点であるはずのアキレス腱と心臓を射抜かれてもしばらく戦い続けた。 勇猛:A+ 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効にする能力。また、格闘ダメージを向上させる効果もある。 女神の寵愛:B 母である女神テティスから寵愛を受けている。魔力と幸運を除く全ステータスがランクアップする。 神性:C 海の女神テティスと人間の英雄ペレウスとの間の子。 【宝具】 『疾風怒濤の不死戦車(トロイアス・トラゴーイディア)』 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:2~60 最大捕捉:50人 アキレウスが戦場で駆ったと言われる三頭立ての戦車。 海神ポセイドンから賜った不死の二頭の神馬「クサントス」と「バリオス」、エーエティオーンの都市を襲撃した際に奪った名馬「ペーダソス」からなる戦車。 ただ疾駆するだけで戦場を蹂躙し、削岩機の如き勢いで敵陣を粉砕し、天を翔ける。 速度の向上に比例して相手に追加ダメージを与える。最高速度となると、大型ジャンボ機ですら瞬時に解体する。 『彗星走法(ドロメウス・コメーテース)』 ランク:A+ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人 「あらゆる時代の、あらゆる英雄の中で、最も迅い」というアキレウスの伝説。 『疾風怒濤の不死戦車』から降り立つことで起動する常時発動型の宝具。広大な戦場を一呼吸で駆け抜け、フィールド上に障害物があっても速度は鈍らない。弱点であるアキレス腱が露出してしまうが、アキレウスの速度を捕捉できる英雄は数少ない。 『勇者の不凋花(アンドレアス・アマラントス)』 ランク:B 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人 アキレウスの母である女神テティスが彼に与えた不死の肉体。 全身に不死の祝福がかかっており、如何なる攻撃を受けても無効化する。だが一定ランク以上の『神性』を持つ相手には、この効果が無効化されてしまう。 また伝承に伝わる通り、急所である「踵」には効果がない。さらに悪意や敵意を含む攻撃には有効だが、吸血行為のような、攻撃ではなく『友愛』を示す行動には作用しないという弱点も存在する。 『宙駆ける星の穂先(ディアトレコーン・アステール・ロンケーイ)』 ケイローンが作った青銅とトネリコの槍。アキレウスはこの槍を用いてケイローンすらも知らない独自の能力を編み出した。その能力は「闘技場」。突き立てた槍を基点として空間そのものを切り取る形で、闇の壁に包まれた特殊な空間を作り出す、固有結界と似て非なる大魔術である。 この空間の効果は「一対一で敵と公平に戦うこと」、ただそれだけ。この空間内では神の加護は働かず、第三者は無論、幸運すらも介入させず、時間も静止している。また、この闘技場を塗り潰せるようなものでなければ武具や宝具の使用も制約される。空間内では通常と異なり負傷は治らず、蘇生系のスキルや宝具も効果を発揮せず、敗者は現実に戻っても死亡する。 この効果はアキレウス自身にも適用され、ここでは『勇者の不凋花』の不死は働かなくなる。あくまで相手と「公平」に戦うための領域であり、必ずしもアキレウスにとって有利になるとは限らない。 つまるところこの闘技場の効果とは、ただ己の拳足のみで相手を打ち斃す「公平無私の一騎打ち」の強制である。 『蒼天囲みし小世界(アキレウス・コスモス)』 アキレウスの母である女神テティスが息子のために作らせた鍛冶神ヘパイストス製の盾であり、アキレウスが生きた世界の全てを表す。全面に渡って凄まじいまでの精緻な意匠が施されている。 真名開放することで盾に刻み込まれた極小の世界が展開され、一つの“世界そのもの”で攻撃を防ぐ防御宝具。 【weapon】 無銘・剣 アキレウスが腰に差している剣。アキレウスは場合によってこの剣と槍を同時に操る一剣一槍のスタイルを用いることがある。 【人物背景】 ギリシャ神話においてヘラクレスと並び称される大英雄であり、英雄ペレウスと女神テティスを両親に持つ、世界的規模の知名度を誇るトロイア戦争最強の戦士。 気に入らなければ王の命令であろうと公然と無視する奔放な青年。 だが義に厚く、卑怯な振る舞いを嫌い、討ち果たされた友のためなら万軍を敵に回しても見事敵将を討つほどの豪傑で、世界にただ一人の友と愛する女たちがいれば、ただそれだけで満足とし、散り様でさえ陽気を忘れない勇者。 敵と認めた者は徹底的に打ちのめす苛烈な気性だが、一度味方、あるいは「良い奴」と認めた者には甘さを見せる、良い意味でも悪い意味でも「英雄らしい」人物。豪放磊落な一方、乱暴狼藉な英雄ではなく、父ペレウスに似て穏健を善しとする根の甘さを持った青年でもある。 強敵との力を尽くした戦いを好み、破格の不死性を誇るものの、彼にとってはそれすらも寧ろ破られる方が好ましく感じており、自らを傷付けられる好敵手と戦う事を熱望している。原作では自身の願いの為に最終的にマスター換えを受けいれたものの、裏切り行為自体は嫌っているようで本来のマスターに対して例え顔を会わせてなくても主であるマスターを裏切りなどご免と語るなど義理がたい一面を持っている。 聖杯への願いは生前と変わらず「英雄として振る舞う事」。過去の戦いや神に背き破滅した事など生前の出来事に対する未練はないが、現世でやってみたい事は山ほどあるので、「第二の生」にも興味がない訳ではない。だが彼にとって母に誓った「英雄として生き、英雄として死ぬこと」が人生の大前提となっている。 【サーヴァントとしての願い】 イリヤスフィールを守り抜き、聖杯戦争の制覇というへラクレスが果たせなかった偉業を成し遂げる。 【マスター】 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/stay night Unlimited Blade Works 【マスターとしての願い】 まだ何もしていない。このままでは終われない。生きたい。 【能力・技能】 冬木の聖杯として自身の魔力で可能な範疇で過程を省略して結果を得る願望器としての力を行使可能だった。 しかし大聖杯の無いゴッサムシティでは大幅に弱体化している。それでも全身の七割が魔術回路であるためアキレウスを支えるだけなら何の問題もないほど膨大な魔力を保有している。 様々な魔術調整を施された影響で肉体の成長が二次成長で止まっており、このため身体的には非常に脆弱。 【人物背景】 「雪の妖精」を思わせる小柄な少女。愛称はイリヤ。聖杯戦争のためだけに育てられた、マスターとして最強の存在。基本的には素直で無邪気、天真爛漫な性格だが一般的な常識や倫理観が乏しく、特に殺人に抵抗がない(ただしあくまで敵として認識した相手に対してであり、無関係な民間人を手にかけるほど残忍ではない)。普段の立ち居振る舞いは幼いが魔術師・貴族の姫として威厳のある一面もある。 衛宮切嗣とアインツベルンのアイリスフィールとの間に生まれた実娘。実年齢は18歳であり、衛宮士郎にとっては非血縁の姉にあたる。母のアイリスフィールはアインツベルンの錬金術が生み出したホムンクルスであり、彼女もまた母の胎内にいる時からアインツベルンより前述の通り様々な魔術的調整を施されており、その影響で肉体の成長が二次成長で止まっている。 切嗣が自分と母を捨て最後の最後でアインツベルンを裏切ったと吹き込まれたことで切嗣を憎んでいるが、故人と知った時に悲しむなど内心複雑な模様。士郎のことは最後の家族としても見ており、彼を失い再び孤独になることを何よりも恐れている。聖杯戦争中、アインツベルン城に交渉に訪れた士郎と会うことを楽しみにしていたが直後に現れた第八のサーヴァント、ギルガメッシュの襲撃を受けサーヴァントのバーサーカー共々戦死した。 【参戦方法】 アインツベルン城に飾られた絵画の中にシャブティの人形が描かれた絵があった。 しかし参戦直前のイリヤが直接手に持っていたわけではなく、参戦できた理由としてはかなりのイレギュラー。そのためかNPCとしての生活期間が無く生活の基盤も無い。 【方針】 ゴッサムシティの聖杯という存在に疑問はあるが戦い勝ち残ること自体に迷いは無い。 戦略としては基本的に冬木市の第五次聖杯戦争と同じく強力なサーヴァントを全面に押し出した正攻法。イリヤが弱体化していることもありサーヴァント戦で確実に勝利することが必須となる。 ライダー自身の性能はまさしく破格の一言。ヘラクレスに次ぐ大英雄の名は伊達ではなく踵以外の全身が不死となっており、如何なる攻撃も一切受け付けず神性を持たない相手に敗北する可能性はほぼ存在しないと言っていい。 例え神性スキルを持つサーヴァントと相対したとしてもライダー自身が一級の三騎士すら凌駕する戦闘能力と様々な戦局に対応できる豊富な宝具を持つため大きな不利を負うことはまずない。何となれば「蒼天囲みし小世界」を解放することで危険な攻撃は防ぎ切れる。 世界で最も迅い英雄の名の通り他の追随を許さないほどの機動力によって追撃・離脱にも苦労しない。ライダーよりもさらに速い「疾風怒濤の不死戦車」を活用することでヘラクレスには出来なかった「弱点であるマスターを宝具で保護する」という戦略を採れることも大きい。マスターのイリヤスフィールも破格の英雄であるライダーを支えるに足る魔力を持っている。 ………問題はそれが全てであり、サーヴァントの実力とマスターの魔力量以外に何一つ武器と呼べるものが存在しないことである。 聖杯の器として歪んだ教育を施されたイリヤスフィールは貴族としての振る舞いこそ身に着けているものの実践的な対外交渉スキルは望めず、それ以前に世間の常識に非常に疎い。生活能力も皆無という有り様。 生活基盤も存在しないため彼らには安全な拠点も資金も物資も無い。他のマスターやサーヴァントではなく飢えと渇きが最大の敵という冗談のような状況。これを独力で打破するには窃盗しかないがそういった行為はライダーの嫌う「英雄らしからぬ行い」に該当する。 このため単独で勝ち抜くなら短期決戦、見敵必殺の心構えで全てのサーヴァントを撃破する以外の選択肢が実質的に存在しない。ライダーの悪癖である強者故の慢心をどれだけ抑えられるかが鍵だろう。
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autolink FZ/S17-T02 FZ/S17-017 カード名:アイリスフィール・フォン・アインツベルン カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:2500 ソウル:1 特徴:《ホムンクルス》?・《錬金術》? 【自】[②]あなたの黄のクライマックスがクライマックス置場に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。 そうしたら、あなたは自分のクロックの上から1枚を、控え室に置く。 TD:……わかったわ。セイバー、この私に勝利を C:あと八人。それであなたの戦いは終わる。 貴方と私は理想を遂げるの レアリティ:TD C illust. 11/10/28 今日のカード。 2コスト+手札のCXを使うことでクロック回復する。 黄色限定ではあるが、同タイトルにある黄色のCX無限の剣製か約束された勝利の剣(FZ)なら実質1コストで1点回復できることになる。 CXのストックブーストもこのカードの回復も自動効果であるため、控え室に落とすストックはブーストの1枚とストック1枚、ないしはストックから2枚落として1枚ブーストの任意選択が可能。よって、ストックに飛んだCXの処理としても融通は効く。 特徴としてのマスターを持たないのがネックだが、原作再現と考えれば納得できる。 ・関連ページ 「アイン」?
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アイリスフィール・フォン・アインツベルン XスレYレス目 湯音 __ ,............ _ __ , ' _ ``'丶, ./ ., ´ _,,... `丶. ,.′ / , ' 三ミ、 ヽ.. / / / ー-、ミミ、 ,-.、 `! ./ / / `ヾ/,彡 i .;' / .,.' __/. '"゙',ミ i ;' / /,' ./_"''''‐-、 丶| ;' ./ ./` ゙ i. `ー{,示jメ、. ;' ;'i / / /.,i. 弋z ツ ' ;' .;'i / 、.‐、ゝ,i. |ヽヽヽ ,' .,イ´`;.'、 ;' i ./ ./丶.,.i . i. !弋り`メ、.;'. i ./ . / ,' i. | ', ミ, ' ;'. i ./ / ,' | .i -、 /;' .;' i ./ ' / .;i 丶、|. / ;' .;'. i ./ / ̄`ヽ、.. i. i、_ _ ./ ;' .;'. i ./ |. . ,i' |'.、 .i ;' .;'. i ./ ./ ヽ,,,i' .i"| .i. ;' .;'. i ./ ......, i` `ヽ、,i .|! |_ .i ;' .;'. i ./ ´ ゙‐、 ,i' . |,' ,i、 .i ;' .;'. i ゙ 、 .;' . i \``ヘ ;' .;'. i ARIAカンパニー唯一の社員、愛称はアイリス ミクやシェリルとはペアの頃から一緒に練習してきた仲 戻る
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◎ もう一度あの雄姿を(完) ◎ やらない夫とやる夫は冒険する(エ) ◎ やらない夫のワールドネバーランド(エ) ◎ やらない夫はSNEGのようです[イリヤルート](完)【R-18】 ◎ できない子はきらきら星を掴むようです(完) ◎ やる夫はとんでもない事に巻き込まれるようです ○ やらない夫は別荘で悪夢を見るようです(完) ○ やらない夫はメルヘヴンを救うようです △ やらない夫は王様専属のメシ使いのようです(完) △ やる夫が魔王領総帥になったようです(完) △ やる夫の大航海時代4(完) ←入巣京子 イに戻る 岩城りぜる→
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【名前】クロエ・フォン・アインツベルン 【出典】Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 【種族】 【性別】女 【声優】斎藤千和 【年齢】 【外見】 【性格】 【口調】 【備考】 以下、アニメキャラ・バトルロワイアルIFにおけるネタバレを含む +開示する クロエ・フォン・アインツベルンの本ロワにおける動向 初登場話 013 ストロベリー・パニック 死亡話 124 世界の片隅であなたたちの名を 登場話数 8話 スタンス 対主催 現在状況 死亡 キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 踏破地域 A B C D E F G H1■■■■■■■■2■■■■■■■■3■■■■■■■■4■■■■■■■■5■■■■■■■■6■■■■■■■■7■■■■■■■■8■■■■■■■■
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《アイリスフィール・フォン・アインツベルン》 キャラクターカード コスト2/黄/CP4000/RANK1 【ホムンクルス】 ボーナスアイコン RANK+1 [サポート](バックにいてもテキストを使用することができる) [メイン/自分]《宣》このターン、 自分の「セイバー」がコネクトアタックをした場合、このカードをフロントに移す。 ……そう思って、切嗣を恨まずにいてくれる? Fate/Zero スターターデッキで登場した黄色・【ホムンクルス】を持つ衛宮 切嗣。 サポートと、自分メインフェイズ時、セイバーがコネクトアタックをしたターンにフロントに移る事ができるテキストを持つ。 2013年05月09日付の今日の1枚として公開された。 関連項目 アイリ セイバー 収録 Fate/Zero スターターデッキ 01-095 R(ST)